サンティアゴ巡礼
 
 黄色い矢印を追って 星の野原を旅してみよう
 カミーノ・デ・サンティアゴ(サンティアゴ巡礼)
 
 Nilestory.com
   
 
サンティアゴ巡礼とは
  サンティアゴ巡礼は、キリスト12使徒のひとり聖ヤコブの墓を詣でるキリスト教徒の巡礼路ですが、キリスト教徒でなくても巡礼は可能です。

 日本からの巡礼者では、定年や退職を機に、自分を見つめなおすために巡礼の旅に出た、という方が多いようです。自分探しが目的でも、巡礼路の途中の風習や文化に興味を持っても、きっかけは何でも構いません。

 もちろん、ただキリスト教の巡礼路を歩いてみたい、というだけだって大丈夫です。巡礼の道は全ての人に開かれています。
 
聖ヤコブの墓がある
サンティアゴ大聖堂
 巡礼の仕方も、フランス人の道の始まりであるサンジャンピエドポーから800kmを一気に歩き通してもよいですし、 数年にわたって何回かに区切って歩くことも、巡礼証明書の発行を目的に大聖堂の100km手前から出発することも可能です。

 その人それぞれの目的により、十人十色の巡礼があります

 ただし、あくまでもカトリックの巡礼路なので、信仰心から歩いている人も多くおり、それらの方々の邪魔をしないことを心掛けてください。また巡礼路の維持に貢献している人々がいることを忘れずにいてください。 

 年齢的には、学生の記念旅行的な人々や、かなり年配の夫妻など様々です。
 区間も期限も区切られていませんので、それぞれの人が、それぞれのペースで巡礼路を歩くことが出来ます。

 クレデンシャル(巡礼手帳)を持ち、通り過ぎる様々な町や村でスタンプを押してもらいます。スタンプを集めて歩くところは、ちょっとしたオリエンテーリング気分です。同じ道を同じように通っても皆さんそれぞれが微妙に異なる、一人一人のオリジナルの旅の記録になります。一つ一つのスタンプは長い旅が終わった後に、旅を振り返る良い記念にもなります。