ミサについて

カトリックの巡礼路であるカミーノを歩いていると、各都市や町、村でミサに参加することがよくあります。

ミサにはキリスト教徒意外の方でも参列が可能ですが、一部信者の方にしか参加できない箇所がありますので、ご注意ください。

大まかなミサの構成はこんな感じです。

mass ロンセスバージェスでのミサ
1.開祭

司祭が入堂し、祭壇についてミサを開始します。

 

2.言葉の典礼

聖書の朗読を中心に、歌、説教、祈りなどが行われます。周りの人に合わせて立ったり座ったりします。

途中で奉納籠が回ってきますので、献金のための小銭を用意してください(0.5ユーロでも、1ユーロでも)

ミサの途中で「平和のあいさつ」と言って、近くの人とあいさつをする場面があります。自分の周りの人々と握手をします。

 

3.感謝の典礼

供え物の準備をして、キリストの死と復活を記念してパンと葡萄酒をささげる祈りが唱えられます。まず祭壇で司祭が奉納文を唱え、聖体(パン)を食べ、御血(葡萄酒)を飲みます。その後司祭は聖体を信者に配り、信者も聖体のパンをいただきます

信者でない方はこの聖体(パン)をいただくことができません。信者の方が列に並び始めても、そのまま座っていましょう。

間違って聖体拝領の列に並んでしまった場合には、聖体を受け取らず、司祭の前で両手を合わせた姿勢で頭を下げると、司祭が祝福をしてくれます。

 

4. 閉祭

司祭が出堂します。

カミーノの途中にある教会では、「巡礼者のためのミサ」を行ってくれる場合があります。途中で司祭が「巡礼者は前へ」というと、なんとなくぞろぞろと巡礼者風の人が前へ出ていきます。(1列には並ばないことが多かったです)その場合は安心して前の人について前のほうへ進んでください。司祭が旅の無事と巡礼の達成を祈ってくれます。

 

*おことわり

私はカトリック信者ではないため、ミサの式次第や内容に関しては、巡礼途中に体験したいくつかのミサと、日本の教会の式次第を参考にさせていただきました。誤りがありましたら訂正いたしますのでお知らせください。